技はデータで残せるか？—熟練の知恵を継ぐ現場DXの挑戦

長年培われてきた熟練者の「技」や「知恵」は、現場の競争力の源泉です。
しかし、これらの貴重な財産が、経験や勘に頼る属人性の高いものであるがゆえに、十分に活かされず、また次世代への継承が難しいという課題に直面しています。

本イベントでは、IoTやAIといった最先端のデジタル技術を駆使することで、これまで言語化や可視化が難しかった熟練者の技能や判断プロセスを「形式知」として共有・活用可能にすることに焦点を当て、具体的な成功事例を通して、現場の現状把握からロス分析、そして初心者への技能伝承まで、デジタルが現場にもたらす変革の可能性を提示します。
また、吉岡氏の講演内容をディスカッションパートにて掘り下げることで、現場における課題解決や未来の現場力向上について、より深く、多角的に考察できる機会を提供いたします。

基調講演者

株式会社 METRIKA

テクニカル・コンサルティング

吉岡新氏

マツダ在職時には、IE（経営工学：Industrial Engineering）を基軸に、生産技術領域における現業/間接系のロス削減やコスト改善に従事。
2016年より一般社団法人インダストリアル・バリューチェーン・イニシアティブ（IVI）に所属し、「次世代IE研究分科会」の主査を務める。
近年は、製造業におけるDX推進や、次世代IEの普及・実装支援にも力を注いでいる。